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学校概要
田老一小について
本校の学区は,本州最東端,東経141度5分から142度1分,北緯39度4分から39度5分の陸中海岸,その中央に位置する海の街である。西から北上高地の山々が迫るリアス式海岸を臨む山の街でもある。街一帯は,三陸復興国立公園に指定され,三陸ジオパークにも認定されている。
旧田老村は,明治22年4月1日に田老村,乙部村,末前村,摂待村が合併して誕生し,昭和19年には町制を施行し田老町となった。平成17年6月には,宮古市,新里村と合併し宮古市田老となり,さらに,宮古市は川井村とも合併し現在に至っている。
田老には,明治29年6月15日と昭和8年3月3日に三陸大津波が襲来した。津波だけでなく,昭和36年5月には三陸フェーン大火が発生し,全町の3分の2が焼失した。このような体験から,田老は,全国に先駆けて防災の街として発展してきた。
しかし,平成23年3月11日,三陸沖を震源とするM9.0,最大震度7の地震が発生し,大津波が襲来した。東日本大震災である。街中心部は瓦礫と化し,本校児童1名,保護者や家族20名余を含め,181名の死者,行方不明者を出す壊滅的な打撃を受けた。
震災後,全国各地から支援や協力をいただき,復旧復興に向けて街づくりに取り組んできたが,市街地の空洞化という新たな問題に直面している。近年は台風による被害を受けることも度々あり,災害に強い街づくりが進められている。
本学区は,もともと教育に関する関心が高く,学校行事やPTA活動にも協力的な地域である。令和6年度までの卒業生は,1万人を超えている。復興の槌音とともに,学校・家庭・地域が一体となった教育環境整備を図っており,地域再生を視点とした復興教育を軸に,新たな学校づくり・地域づくりへの取り組みが行われている。

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